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追憶 鄭 紹良先生 (細川 恒)

  • drjohnscheng
  • 2021年5月23日
  • 讀畢需時 2 分鐘

故 鄭 紹良先生との付き合いは、数年前に後輩に紹介され偶然に始まりました。爾来、鄭先生のお人柄と台湾の将来を考えられ、一般常識ではなかなか納得し難い新しい技術と無名の開発者に対する深い関心と敬意をいつも示された態度に感銘を覚え,ずいぶん頻度多く接する機会を得てきました。昨年(2020年)8月、突然の訃報に接し、その一月前の7月にお会いし、9月に又来ます、と言われたそのお姿を思い出しつつ、時間が止まってしまった無念さを噛みしめざるを得ませんでした。


それから早や一年が経ちました。


台湾の将来を考えられ、と書きましたが、その観点から、日本の大企業ではなく、目立たない中小企業で生まれ育てられている将来性のある技術に対して、お会いした当初から深い関心を持っておられたことに強い印象を受けておりました。


日本の創造性の有無がしばしば世の議論の対象となりますが、日本の創造性は豊か、そして、多くの中小企業には豊かな創造性ありと考える私にとっては、一見大きいこと、有名であること、評判で市場に注目させることなどに目が行きがちな中、鄭先生が台湾のために求めて来られたものは理解し易いものでありましたし、日本の無名の中小企業にその可能性を見出しておられた理解の深さにも感銘を受けておりました。


鄭先生の行動は現場主義でした。技術開発が行われている現場に足を運ばれご自身の目で確かめられ、意見交換をされ、案件によっては、台湾から若手の有識者を伴って再度訪問もされました。行く先は、都内は許より福島県であり、鹿児島県であったりしました。


他方、人に優しい方でした。ご一緒におられることが自然という雰囲気が漂った奥様はいうに及ばず、傍目にも分かるご弟妹からの慕われ様、日本の知人との家族同様のお付き合いなど心温まるものを感じておりました。

鄭先生のご他界は、時が止まり、大きな空間ができることとなりました。静かな方でしたが、そうした存在であったと思います。


奥さまは、お元気です。再び時が動き、空間が埋められる努力をお互いに始められることを願います。


細川 恒

(グリーンアーム株式会社

代表取締役兼CEO) 

(2020年9月11日記)


 
 
 

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